SEKAI NO OWARIも劇場を堪能

SEKAI NO OWARIも劇場を堪能

彗星のように現れたバンド

BUMP OF CHICKEN、L'Arc~en~Ciel以外にも有名なロックバンドを題材にした劇場作品が公開されている例はある、ただ誰しも必ず劇場作品としたドキュメンタリーが出来るほど甘いわけではない。先に紹介した二組のバンドはそれに見合うだけの歴史は勿論、国民的な大衆性を鑑みた上で需要が見込めるからこそ作品として成り立つわけだ。結成してから数年程度のバンドでは正直薄っぺらさが否めないため、何とも言えないだろう。

しかしだ、この項目で紹介するバンドについては今説明したとおりの、まだそれほど期間的にバンドとして長らく活動していたというわけではないが、現在では一躍人気ロックバンドの一員として組み入れられているといっても遜色ないような、そんなバンドがある。バンド名からしてどういう理由でこの名称にしたのだろうと気になるところだが、そういった部分も含めて次に紹介するバンド映画として公開されたのは『SEKAI NO OWARI』だ。

まずはバンド結成について簡単に説明すると、これもありがちなこのバンドのリーダーを務めている『FUKASE』氏がそれぞれのバンドメーンバーの、幼稚園から航行までの知り合いという共通点を持っている。そしてバンドとして正式に活動するわけだが、その後デビュー前はライブ活動を中心に行っており、2010年にインディーズデビューを果たした後、翌年にメジャーデビューを果たす。一般の人達に売り出される商業と言う部分でいうバンドとしてまだ3年しか経過していない、業界からすれば新人扱いをされてもおかしくないレベルだ。それでもバンド映画として公開されているのは、監督を始めとした裏方を務めたスタッフが当バンドを多くの人に知ってもらいたい一新で製作したのだろう。元々バンド映画は監督などが懇意にしているからこそ、よりその魅力を多くの人に理解、もしくは再認識してもらいたいという思いから作られているケースが多い。SEKAI NO OWARIもその例に当てはまるわけだが、肝心の映画はどのような内容になっているのかも含めて話をしていこう。

フランス人映像作家が監督を担当

現在、セカオワは世界規模で活躍をしているほどの人気をしていると言われているが、正直わずか数年足らずでここまでの人気を獲得するなどとだれも予想できるはず無かったはずだ。そして今回のバンド映画としてドキュメンタリー映像も撮影されたわけだが、その撮影を担当したのは先の二組のバンドとは違って、日本人が監督を務めていない。フランス人映像作家として知られている『ラファエル・フリードマン』なる人物が今回のセカオワ映画を全面的に映像化することを担当している。

映画作品の内容としてはL'Arc~en~Cielなどで紹介したように、

  • ・ライブツアーに向けたリハーサル
  • ・白熱するステージとバックステージ
  • ・移動中のバンドの面々
  • ・普段の様子

などといった、メディアなどでしか見たことがないバンドメンバーの、普段の様子や裏側の生活を垣間見ることで、より素晴らしい魅力を知ってもらいたいとの旨が込められているのが良く理解出来る。ここまでは別に何処も変わった様子はない、ただやはりネックになるのがどうしてそんな人気を獲得することが出来たのか、という点に尽きる。

正直な話、セカオワについては誰もがその人気に乗じて好んでいるわけではないのも事実、だからこそそうした感情を宥めて良さを理解してもらいたいという部分も少なからず介在しているが、根本的な部分で何を良しとして彼らを良いと答えている人が多いのか、やはり気になるところだ。

今まで見たことがない作品が出来る気がしたとのこと

そもそも監督を務めたラファエル・フリードマンなる人物が何者なのか知らない人がいて当然だ、何せその業界で知られているといっても、フランス人の情報を日本人が収集しているといった事は早々無い。簡単に説明すると、フランス在住の現在注目が集まっているというクリエイターの一人で、活動をしていた折にオファーを受けて今回監督を務めたとのこと。その際、セカオワの映画を作ることでより素晴らしいエンターテインメント、これまで見たことがないような作品が出来上がるのではないかという思いがこみ上げたことで、喜んで担当したとのこと。

ファンからすればセカオワは世界的に人気が高いということをが証明されたと喜ぶところなのかもしれないが、一概にそうとは言えないのも事実だ。

今後次第

セカオワについて理解できない、正直どうして人気なのかその理由について納得しろといわれても出来るものではないなどと、そう感じている人も多いかもしれない。確かにバンドとして活動を始めてから僅か10年足らずでドキュメンタリー映画作品として公開される事は喜ばしいこと、日本での活動を軸としているバンドが世界レベルで認知されるというのは文化として喜ぶべきところだが、彼らに対してよく思わない、いわゆるアンチも存在している事を認識する必要がある。

今は圧倒的な人気を獲得することが出来ていると言えるが、今後どうなるかは未知数なのも間違いない。映画化され、そして世界で活躍するようになったからといっても、今後も初心を忘れずに活動をお続けていって欲しいものだ。